沖縄県出身で、東京・名古屋ではタレントモデルとしてCM、番組、雑誌、イベント等でご活躍、アパレルはアバクロ等でもスタイリストを経験され、現在は沖縄観光コンサルを中心に、「はいさいゴルフガール」、ゴルフショップ(ダンスウィズドラゴン)でのゴルフ企画PR等、沖縄県での女性ゴルファーのシーン拡大を一手に担われている 呉屋ありさ さんにお話を伺ってみました。

取材場所:北谷町 ZHYVAGO COFFEE ROASTERY
[ 編)編集部 / あ)呉屋ありさ さん ]

編集部)おはようございます。朝早くからありがとうございます!

ありさ)おはようございまーす!

編)元気ですね~!今回は私たちとしての初取材となるのですが、ご快諾いただきありがとうございます!
本日はよろしくお願い致します。

あ)沖縄の豊かな暮らしを取り上げていく新しいメディアだと伺いまして、どんなメディアになるのか面白そうだなぁと思いました。お声がけいただきどうもありがとうございます。

編)そうなんですよぉ、今まさに立ち上げ中なのですが、ありささんのように楽しいことで事業展開されご活躍されている姿はいろいろな読者の方にも元気を届けられるはず!と思いまして、お声がけさせていただいた次第です。 お忙しい中、お時間とお力をお借りできて光栄です。 あ)私も新しいことは大好きです。有意義な機会をありがとうございます。

編)そう言っていただけると、とてもうれしいです。どのようなコトでも、それを創っているのはヒトですから、その面白い人の事や、そんな面白い方が展開されている事業についても多くの方が知りたいはず、読者の方にも良い刺激を与えられるはずと思っております。特にありささんのように、観光やゴルフ以外でも発達障害児童デイサービスで指導員として福祉を学びながら務められていらっしゃったり、新築マンションの内覧会委託や、不動産紹介などもされていると伺っておりますが、多様な人生経験をされてきている方の話は面白いですから。

ここを読まれた方も、この記事がきっかけで刺激を受けて、気がついた頃には自分でも事業展開される側になっている方が現れていたりすると、沖縄は今より更に発展しているはず。そんな良い循環が生まれたら最高だなと思います。そのためのカタリスト=触媒としてのメディアをやりたくて、、、

あ)そんな意義深いことまで、、、笑

編)とか言いながら、実際には、暮しているだけで楽しいのが沖縄ですから、暮らし=エンターテイメントというコトが沖縄暮らしの根っこにはありますよね。バケーションとワークを合わせたワーケーションにも最高ですし、もともとは観光で栄えてきた沖縄ではそう言い切ってしまって語弊はないかなと。

あ)ほんとですよ、沖縄は特にゴルフ天国と言っていいほど、ゴルフ環境には恵まれていますし。私たちの世代でも、昔はそれほど頻繁にゴルフに行くなんてことは叶いませんでしたが、沖縄は内地暮らしの頃と比較するとちょっと別次元かなと思いますよ。 編)内地では、東京にいらっしゃった頃があると伺いましたが、ちなみに、どのようにしてゴルフを始めることになったのですか?

あ)東京では働いている環境からしてゴルフをやっている人も多かったので、すぐに興味を持ちました。ちょうど10年前とかは女性もゴルフが好きになるくらい、かわいいゴルフ用のアパレルブランドも出始めた頃でしたし、タイミングが良かっただけですよ。

編)でもそのタイミングに乗れたことって、時間が経ってからしか気づけないですけど、大事ですよね~。

あ)最初ほんとに、私もゴルフやったことがない素人ですので、とりあえずゴルフレンジで正しいスイングの仕方もわからないまま近くにいた人に教えてもらってるくらいでしたよ。。。

編)ちなみに、何か他のスポーツはされていたのですか?

あ)実は、スポーツ全般的に、本当に苦手で、、、

編)まさか。。。またまた~笑

あ)だって小学校の頃なんてまったく跳び箱も飛べないし、走るのも遅くて、運動神経があったわけでもないですよ。でも、ただの負けず嫌いなんです(笑)
あの、、、そんな私でも、ゴルフは楽しくできたので、ほんとそういうところですよ。

編)そうなんですか?!インスタグラムを拝見していますとゴルフ以外にテニスやサーフィン等もされていて、もともとものすごくスポーツ万能な方だとばかり思っていました。

あ)ぜんぜんですよ~
体幹を鍛えたりするのに良いということで、いろんなスポーツをやっているくらいなので、競技選手みたいにスポーツ万能とかじゃなくて、いろんなことに興味があるので、まずやってみるを大切にしています。ゴルフは上を目指せばキリがないので、私の場合はエンジョイゴルファーとして楽しくやっていますが、もちろん見られるスポーツなのでスイング改善を今頑張っていますよ(笑)

編)東京時代と今の沖縄暮らしとでは、ゴルフに関して何か変わったことはありますか?

あ)東京からゴルフ場に出かけるとなると、道のりも遠く1人ではなかなか現地に行けないですが、沖縄は気軽に1人でも行けて、回数も頻度も相当に増えましたね。練習場に関しては、東京では1球あたりだいたいどこでも20~30円くらいですが、沖縄では1球あたり5~7円。また、しきたりのようなものやドレスコードとかも厳しかったと記憶していますが、沖縄ではリゾートゴルフの要素が強いですから、かしこまらず気軽にゴルフが楽しめるのは嬉しいです!

ゴルフ場まで出かけると普通は1日コースになると思われるかもしれませんが、沖縄ではだいたいどこからでも30分ドライブすればゴルフ場に着けるので、例えばショートホールやハーフラウンドとかで午前中だけ遊んで、昼からはまた別のことをして、ということも可能ですからほんと身近になりました。いい環境で暮らせてることに感謝しています。

編)確かに、ゴルフって始めるのに結構ハードルがあるようなイメージありましたが、それはもう過去の話かもしれませんね、沖縄では特に。

あ)それこそゴルフ道具そろえるだけで〇〇万とか、ゴルフ場まで遠く、ルールも複雑そうで、ちょっと敷居が高いイメージがあって、、、というのがみんなの認識でしたけど、始めてみると実はそうでもない。女性の間でも近年はどんどん女性ゴルファー人口も増えていて市場が拡大してきたおかげか、道具もいろんなタイプのものが増えて、軽いバッグもあったり、ラウンド料金もこなれてきているのでかなり手軽になっていますよ。

編)道具と言えば、日々ゴルフに接している人でないと知らないこととかを教えていただきたいのですが、これまでなかったような新しいアイテムとか面白いコトとかありますか?

あ)そうですね、女性向けのファッションでは最近はピチピチ韓国系なんて言ったりしてますが、あとは、グリーンで使うマーカーなんかはもう好きなスタイルのモノを選べるほど多種多様になっていますし、、、ゴルフバッグについても先ほど触れましたが、最近はクラブの本数も7本くらいとか軽くして持っていくようになってきているためか、8.5型とかの軽量のものもありますし、スタイルとしてはスケスケのスケルトンバッグなんかも可愛いですよ 笑

編)なるほど、今はそんなバッグまであるんですかぁ!?進化してますね

あ)コースに出る時にゴルフバッグに装備しておくものとしてはドライバーとパター、ピッチングウェッジ、アイアンは3番~9番と、最近ではユーティリティを使う人も多いですが、、、そうやって気が付いたら、番手が違うクラブを十数本入れて持っていくのが当たり前で、カーボンシャフトでない限りはとても女子が担いで持つには重たいし、かさばるし。。。 でも私はそこまで競技スポーツ選手のように細かく番手を使い分けするほどスポーツスポーツしているわけではないですから、ドライバー、パター以外に、5番と8番があるくらいで十分かなと。 ほんと、ゴルフ場はお散歩感覚で遊びに行っている感覚です。楽しむために あとサンドウェッジも忘れてはいけませんね。。。バンカーは苦手なのであまり使う機会がなければ助かるのですが。

編)ちなみに、スコアはどれくらいで回られるんですか?

あ)そうですね、だいたい90後半から100ぐらいで、周りにご迷惑にならない程度では周れるようにがんばっています。

編)さすがですね!社交スポーツとしてのゴルフシーンでは、ちょうど良いほどほどができるのも、魅力だと思います。

あ)社交スポーツ、そうですよ!やっぱり一緒にラウンドできる人が集まれば、もっと気軽にゴルフできるようになるじゃないですかぁ~。女性がゴルフしていると、男性陣も自然とプレイヤーが集まるかなと思いますし。スポーツという要素だけでなく、新しい人と知り合うこともできるので、ゴルフ好きな人と繋がりたいですよね。。。まさに「はいさいゴルフガール」として目指している理想のカタチです。ゴルフは好きだけど、一人でコースを回るわけにもいかないとなると、ゴルフを楽しむ機会も減ってしまう。なので、一緒に行けるゴルファーを探している人同士をつなげることができたらいいですよね。

編)そういえば、「はいさいゴルフガール」としての最近のハイライトかなと勝手に思いましたが、イタリア人の愛嬌あるちょいワルオヤジ(敬愛を込めて)、パンツェッタ・ジローラモさんからもお声がけいただいて一緒にラウンドしたそうじゃないですかぁ~!すごい楽しそうですね!

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あ)そう、ジロさんほんとに紳士で面白くて、ステキな方でしたよ!!この日は、大好きなジロさんとラウンドできて、これまでゴルフやっててよかった!と思いました。発信力のある方々とコラボすることができたら、もっと沖縄のゴルフシーンを盛り上げていけるような番組もやれるだろうし、もっと気軽に遊べるようにしていきたい。そのためには新しいメディアも大事ですよねぇ。。。

編)このインタビューをスマホで読まれている方も多いと思いますので、ありささん個人的に気になるYouTubeとかおススメのチャンネルがあれば教えて下さい。

あ)そうですねえ、、、UUUM GOLFとか、リンゴルフとかいいかもしれないですね。あとYouTubeではないですが、ネット映像関係で革新的だなと思ったものの一つで、イチナナLiveでのスーパーチャットで面白かったのが、投げ銭という形で投げドライバー、、、 編)なんですかそれ?! あ)投げ銭がお金を投げるものであれば、「投げドライバー」はお金ではなくドライバーを投げる=プレゼントする、 そんな企画でした。すごいですよね笑 編)すごいです、ほんとに。テクノロジーもですがアイデアとしても斬新ですね!笑

これからの豊かな沖縄の暮らしのために、何かアイデアなど共有いただけますと嬉しいです。

あ)そうですね、これから始める人にももっと気軽に始められる環境づくりをすることが、私も含めこれまで長年やってきたゴルファーの方の使命かもしれませんね。。。例えば、ゴルフバッグは経験者がだいたい持っているのでそのお古を譲り受けるとか、借りるところからでも始められるので、道具を揃えるというハードルは下がっているはずだと思います。

道具を持っている人でしたら、使っていなくて埃をかぶせるために家賃を払っているだけのような状態の人も多いかもしれないですよね?それであればそのゴルフ道具を貸すことで、もっとゴルフで楽しく豊かに暮らせる人も増えるんじゃないかな、と思います。そんな取り組み、やりませんか?

編)いいですね~。

あ)もちろん沖縄で最もポピュラーなエンターテイメント、お酒も好きですが、沖縄ってお酒を飲むシーンがとにかく多いじゃないですか、、、そして飲んだ翌朝は二日酔いで仕事にいく、みたいな。それだけしかエンタメがないような毎日じゃなくて、他にももっとあるでしょう、、、ということを考えてしまいますね。笑 ゴルフ=広い沖縄の自然の中で体を動かす遊びなので、とても健康的ですし、とにかく海外に近い雰囲気がある沖縄、その魅力的な遊びがお手軽に可能なのも、沖縄の価値ですよね。たまに、ラウンド中にオリオンビールくらいは。。。 編)それは楽しそうです!むしろ青空の下、ラウンド中のお酒が楽しみ、そっちメインの人もいそうですが。。。笑 ※運転される方は、飲酒運転になりますので、気を付けて下さいね

あ)楽しいことが一番ですから、それでもいいと思いますよ。笑
そうやって、ゴルフコースを一緒にラウンドすると初めての方でもかなり仲良くなれますし、ゴルフが好きな方の中には経営者の方も多いですから、経営者同士でのアイデア共有とか、人とのコミュニケーションツールとして、スポーツとしてだけではないメリットがゴルフには存分にありますよね。

私は周りに居た人たちのおかげで23歳でゴルフを始めることができましたが、仲の良い人の中には40代から始めた人もぜんぜんいるし、どんな方でもいつでもゴルフは始められます。女性からしたら、可愛いゴルフファッションを楽しみたいという入口でもぜんぜん間違いじゃないと思うし、、、ただ、ゴルフ=紳士のスポーツとして始まってきた歴史背景はありますから、先人たちに失礼にならないように、競技ルールだけでなくラウンド時のちょっとしたマナーを教えたり等サポートもしていますので安心して入ってきていただけるはずです。

編)イベントもいろいろされてましたよね?

あ)そうですね、年1回は100人くらいのチャリティゴルフコンペを開催していまして、さくらネコ、心臓病、子供食堂などのキーワードになりますが、これまでいくつかの開催経験があります。日頃より、ゴルフを通じての社会貢献もできたらと考えています。一度イベントに参加いただいた方からは好評で、その後も毎回参加いただけるようになった方々も多くいますし、また今年も年末前までにはやりたいと思っています。

編)本日はまだまだお伺いしたいことはたくさんありますが、ぜひ読者のゴルファーの皆様も「はいさいゴルフガール」と一緒にラウンドして、いろいろお話される楽しみとして残しておきたいと思います。長時間になってきましたが、大変貴重なお時間と情報をご共有いただきありがとうございます。

あ)ありがとうございます。また何かありましたらご協力致しますので、なんなりと言って下さいね!

編)ほんとですか~?じゃあお言葉に甘えて、、、お友達紹介を、、、

あ)いいとも!笑

編)ノリの良いご返答をありがとうございます。ぜひよろしくお願い致します。笑

遊びから文化が生まれて、その一つのカタチとして最後に経済が、そしてそれはみんなの生活の中に循環していく。ただその過程が見えていなかっただけかもしれない。本誌では、これからの豊かな沖縄暮らしのための、様々な遊びや楽しみを分かりやすくお伝えしていきたいと思います。